2010-02-15 体内時計 science biology 生活リズムは人間に限ったものではないらしい。数億年前から存在しているある種のバクテリアにも生体リズムがあり、タンパクの活性が24時間周期になっていることがわかっている。しかしそのリズムを生み出すメカニズムやトリガにはまだ未知なことが多い。いくつかのたんぱく質が組み合わさって、歯車のように働いているらしい。 余談 このような研究を行う上で必須なものに、蛍光タンパクがある。調べたいタンパク質に蛍光タンパクを付加すると、そのタンパク質の増減が光量の増減となって簡単に計測できる。 2008年にノーベル賞を受賞することになる、下村脩さんによって分子量約27 kDaの蛍光タンパク質がオワンクラゲ (Aequorea victoria)から分離背性されたことがきっかけで、このような研究が可能になったのだ。やっぱり、ノーベル賞って凄い。